再生医療について記載しています。皆さんは再生医療と言う言葉を聴いたことはあるでしょうか?何だかSF小説にでも出てきそうな言葉ですが、現代では損傷した生体機能を幹細胞などを用いて再生させる医療の研究が進められています。

今後再生医療の研究が進んで現実化していくと例えば臓器移植とは異なり自分の細胞を利用してダメージを受けた臓器を再生するためドナー(臓器提供者)不足問題を克服できる、また現在では不治の病といわれている難病や障害の完治を見込めるという革新的な治療として期待されています。

このように再生医療は未来の医療として位置づけられていて世界中で開発研究が進んでいており、実際に臨床的な効果を挙げている症例もいくつかあります。それでは最先端の医療である再生医療についてもう少し詳しく説明してみましょう。再生医療技術が目指すのはどんな細胞にも分化できる万能細胞から、必要な分化細胞を作り出すというものです。

例えば神経や筋肉などといった組織を万能細胞から作り出すといった具合です。日本でも最近、実際の臨床現場で成果を上げている再生医療技術があります。それは角膜の再生技術です。この技術は日本で開発されました。今まで角膜損傷においては他人の角膜を移植するというのが通常の方法でした。

しかし角膜を提供してくれる脳死や死亡患者、いわゆるドナーの不足、移植後の拒絶反応などの大きな問題がそこには横たわっていました。そこで我が国の医療研究者達によって開発されたのが、角膜を損傷した患者本人の口腔粘膜(口の中の粘膜)の一部あるいは角膜の縁を採取し、温度感受性の高分子膜の上できれいな角膜の層を作るという方法でした。

この培養方法を用いて人工的に角膜を作り出し、混濁してダメージを受けている角膜と入れ替えるという手術に成功したのです。現在までに14例の症例に対して実施され、90%以上の成功率をおさめています。この他にも動脈硬化症やバージャー病のように四肢の血管が詰まってしまって強い痛みを訴える難病に対して、血管になる幹細胞を注入し詰まってしまった血管の再生をすると言う治療が16例に対して行われ成果を挙げています。

この他にもがんやエイズ、糖尿病などありとあらゆる傷病に対しての応用が期待できる夢の医療技術なのです。このサイトでは更にこの再生医療について詳しく述べて行きたいと思います。